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2008年6月18日 (水)

自家用車VS公共交通機関

マイカー依存率増:県民調査(新潟日報)

今朝の日報を読んで正直「何を今さら…」と
思った。マイカー率が増加してる事など、
今に始まった事では無いし、新潟だけの事でも
無い。

大都市圏でさえそう。週末の大阪、梅田のマルビル
周辺なんか、渋滞で空港バスも運行に難儀する。

記事では商工会議所課長のコメントとして
「バス会社に利便性向上を働き掛けるとともに、
マイカー客が近くに駐車し、循環バスや
レンタサイクルで回れる仕組みづくりを進めたい」

…と紹介している。

しかし、恐らく、無理だと思う。
人は「楽」する為に自動車を使う。
それを置き、他の手段で移動するのは…
欲求に反する行為になる。
それ相応の”相当”の”利益”が無ければ
捨てる事など無いだろう。

公共交通機関を利用するには、
1.高い利便性
2.利用者の妥協
3.事業主側の利益
この3点のマッチングが必要だ。

1は、大都市圏の電車やバスの便数の多さがそれ。
2は、決まった出発時刻に合わせて、乗り場まで
”移動”して、”待つ”事、それが我慢出来る限界か?
という事。
3は、増発する分、それなりの”利用率”の高さが
必要である…という事。

しかし、現在の状況ではこの三角形は成立しない。

一度、車に流れた人間は、その利便性を
捨てる事は難しい。コンビ二にまで車を使う時代だ。

「ちょっとそこまで」すら出来ない時代だ。

わずかなバス会社側の改良で動くとは思えない。

なら…
バスを待てないのに、どうして渋滞は我慢するのか?
それは、所有物の中にいる安心感と、何よりも
座っている事。
混雑する公共交通機関では、立つ事を余儀なくされる
場合がある。3の「利益」を考えると、利用率が
高まる事=混雑する事となる訳で、それこそ、
両立しない事である。

エコを提唱しても…身近な深刻さを実感出来るまでは
多くの人が心動かされる事は望めないだろう。
楽よりラクな事は無い。

最近の残忍で残念な事件は…
そんなラク時代を実証するような事例だ。
みんな”我慢”できなくなっている。

ヒトが再び”耐える”事、”妥協”する事を思い出さないと
全てが崩壊するしかない。

ほら!みんなチャリ乗れっ!
Z坂、登れっ!
汗かけ!疲れろ!

同じ日報朝刊の、昭和30年代の写真…
母親が背負う荷物にしがみつく子供の姿を見て
そんな気がした。

あの頃、みんな耐える事を知っていたのだ。
というより、それが普通の時代だったのだ。

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