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2008年1月26日 (土)

隠し砦の三悪人…続き「オリジナルの素晴らしさ」

長すぎるので、分けました(笑)。

今回のリメイク…
根本的なコンセプトからして違うんですな。

若者が知恵を絞って困難を切り抜ける
…というところに焦点を絞ってるようです。

オリジナルは…
単純に、西部劇のように痛快な
娯楽時代劇を作りたい!という願望から
生まれた…ということ。

メインとなる視線は、百姓2人というのは
同じですが…貪欲な若者2人という
リメイク版と違い、時代の波に翻弄される
百姓二人…対照的に国を守り再興へ
賭ける「巨大」な武士の世界…
この対比を明確に見せようとする黒澤版。

昭和32年という時代…
戦後12年、冷戦という次の大きな波が
押し寄せる…その黒澤さんの怒りというか
反戦というか、隠れた哲学的なものを
娯楽超大作ながら含んでるところが
やっぱり「すごい」と思うのです。

そして…
それまでの数年、重いテーマの作品を
撮ってきた黒澤監督自身、
「ここらで思いっきり楽しめるものを
撮りたかった」と言って企画した通り、
初のワイドスクリーン作品らしい
豪快な画作りで観客を圧倒させることに
成功しています。

平民暴動の城の階段シーン
隠し砦のガレ場の構図
馬チェイスの疾走感
田所兵衛との槍対決…
前半の静かな緊張感と後半の畳みかけ
火祭りの興奮
関所からの馬の疾走と
見下ろす裸馬の雄大さ

ルーカスがスターウォーズに「引用」した
理由が解かる気がします。

ストーリーも、構成も、映像も
手を抜いたところが無い!
単純に楽しむ事も出来るし、
深い部分を考える事も出来る。

この圧倒的な娯楽作を抜くには
相当の気合が必要だということです。

樋口監督…
果たしてどう出るか?
ハードルは高いです。
ハードルというより走り高跳びのバーです(笑)。

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