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2007年3月31日 (土)

漫画教科書に物言い

漫画教科書、検定で半分削除(ヤフー/毎日)

まずは啓林館に拍手。

新たな試み…という面では
さすが関西の会社って感じです。

が…やっぱり漫画にも限界あり…
ってことでしょう。
これが、参考書ならアリだったでしょうが
学校で使う教科書となると、厳しいわな。

検定の先生たちですが、
確かに仰る事は解かる。
けど…そこまで手を入れるなら、
漫画の意味もないし、出版社側の意図も
生徒に伝わらない。

漫画文化百花繚乱の今、
中途半端な漫画の使い方は、
逆に失笑を買います。

ずっと前からありましたが、
「難しい」題材を「解かりやすく」しよう…と
漫画を使った書籍が色々と出てきました。
でも、どれも、たいして上手いとも言えない
漫画と構成で、ページ数だけ稼ぐ本ばかり。

特に自治体の出版物などで、
漫画図解の本をよく見かけます。
登場人物はお決まりのように
「どうして●●なのかなあ?」と
首をかしげると…どこからともなく
博士役のキャラが…
「それはね…」と語ります。
ところが、キャラは笑顔で
人差し指を上げてるんですが
吹き出しの中身は…
専門用語をですます調で書いただけ。

結局読者が納得できないまま、
主人公だけが「なるほど!」と
手をたたいていたりして…。

これでは、漫画の意味が無い。

結局、漫画を使えば「解かりやすい」…
という、一種の妄想があるのでは
ないでしょうか??

これは…視聴者受けを良くしようと
「クイズ形式」を多用するTVと
同じです。

テレビでクイズを多用するのは何故か?
●出演者が考える事で、視聴者と
 同様の視線で番組が作れる。

それは建前。
本音では…
考える時間で「時間を稼げる」から、
中身の密度を濃くしなくても良くなる。

出題1分。
検討+トーク3分
正解1分
解説3分。
トータル8分。
1時間番組(正味45分)なら、
5問と前後枠で済む訳です。

これが、普通の情報提供になれば
その数倍の量が必要。

視聴者は、20分で吸収できる
情報量を、1時間掛けて
付き合わされてる事になるんです。

本職のラジオ番組で
企画検討の際、たいてい出てくる
「クイズ形式にしませんか?」の
提案には、ことごとく拒否するのは
そういう部分で引っ掛かるからに
他なりません。

民放が生まれて55年。
視聴者、リスナーは、相当お利口さんでっせ。
そして…情報過多の21世紀の学生も…
相当の目利きです。

小手先の教科書の「穴」は見抜きます。

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