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2007年1月10日 (水)

新ドラマ峰打ち…その前に…犬神家!

そうそう。
ドラマねたに入る前に…
先週土曜の深夜、たまたま見てしまった
1976年版「犬神家の一族」。
今まで全く見る気も無かったんですが…
急に、新バージョンの映画を見たくなりまして…

翌:7日(日)、月曜の仕込みを早々に済ませて
T-JOYのレイトショー(早々なのに…苦笑)で、
見ました!

では、端的に…
壮大なるセルフパロディです!

もちろん、巨匠:市川監督ですから
反論、批判は、お有りでしょうが、敢えて言います。

基本的には、76年版脚本をそのまま用い、
演出面でも、ほぼ同じ。
一部、意図しての省略による、描き方の
変更などもあるものの…大きく変わるものでは
有りません。

冒頭の金田一登場場面とか、
犬神家のテラス、菊人形場面、
タイトルスーパー、
そして主題曲など、
面白いくらい旧作と同じで、
ニヤリとする部分が楽しいのはありますし、
30年前と同じキャスティングや、
別役で登場する役者など…
楽しい映画には仕上がっていました。

ただ…一番の難点は、役者。

やはり、旧作の出演陣は
見事な芝居だったことを確信させるものでした。

いくら熱演しても、力量が違いすぎます。

そして、石坂氏。
30年の歩みと重みが、
たっぷり感じる事は出来ますが、
逆に丸くなりすぎていて、
ミステリーとしての研ぎ澄まされたものが
半減したような気がしてなりません。

結局のところ、
旧作が名作たる所以は、
邦画界の常識を覆す、時代の寵児=
=角川書店の「尖がり」が、
そのままスクリーンに、
気迫となって映し出された結果だった…
そういう事でしょう。

落語で言えば、旧作は、
書き下ろされたばかりの新作落語、
今作は、何度も演じて、こなれた
古典落語の名作…そんな感じでしょうか?

1本の映画作品としてのクオリティ自体は、
もちろん、最高なものではあります。

★★★★

補足
一番残念だったシーンは、
宿帳の代筆を頼まれた主人が
文盲である事をカミングアウトするシーン。
間が悪くて、笑えませんでした。。。

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