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2006年11月18日 (土)

初日初回拝見!<椿山課長の七日間

早起きして行きました。
「椿山課長の七日間」初日。
新潟地区は、ワーナーマイカル新潟のみが
公開館だったので、バスに乗って30分…
行きましたわ。

さて…初回。9:45の回。
20人程度でしょうか。
やはり原作読んだか?ハマちゃんファンか?
中高年の男性も目立ちました。

えー…はっきり言って…

(以下!)★もちろんネタばれ★

★★★

原作を先に読んだからでしょうか?
どこか、物足りなさが残る感じが否めません。

もちろん、映画としては、こじんまりながら
ちゃんとまとまってるんですが…何でしょう?

割愛しすぎて、
笑えるポイントも、感動の具合も、そして…
原作にあった「毒」の部分も、すべて
そぎ落とされてて、
茹ですぎて、旨味が抜けた高級肉…そんな感じ。

ただ…贔屓目かも知れませんが…
やはり志田未来ちゃんは、すごいです。

涙ポイントをイッキに持っていっちゃいました。

あのシーンがあったから、映画がピリッと
締まったのでは無いでしょうか?

西田=椿山課長は、途中もナレーションで
出てくるので、美咲さんが演じてても
西田さんの顔が浮かんでくるんです。

結局、伊東美咲の存在感が薄れる結果に
なっとりました。
何よりも…やっぱり大根。
いくら未来ちゃんと同じ事務所だろうが、
これは仕方無い評価でございます。

他の面々が達者なだけに、余計に浮いた。

研音さんは、バーターのつもりで投入したんでしょうが
未来ちゃんの株だけ急上昇ですな。

◆◆◆◆◆

さて…ストーリーと演出的な面についてですが…
最初に書いた通り、長編の原作を映画尺に収める為の
省略作業をミスったように思えます。

最大の相違点でありミスポイントは…
逆送の理由。
中陰役所側が「気の毒」だとセレクトして逆送を決めた…
と映画では話されるが…
原作だと、「罪」を与えられた上で、
講習さえ受ければ成仏できるところを
不満があって「再審査」を請求して、戻ってくる…
つまり、原作の面白さである「免許更新」のような
「お役所仕事」的な「中陰役所」の描写部分が
一切無くなっている。
もちろん、マヤの「人間」臭さもカットされて、
いわゆる天使的なキャラになっている。

「いかにも」な「あの世」の清潔さ具合は、
折角の「笑い」ポイントを半減させている訳だ。
冒頭の清潔さは、
ラストの部分の「感動」さえ、減らしていて…
映画では、現世を見た3人と父親…4人が
楽しそうに階段を昇って終わる。
しかし…
原作だと、
約束を破った蓮ちゃんと武田は、地獄落ちに
決まる。そこへ、椿山父が登場して、
中陰役所のお役所仕事を罵って説得した後、
蓮ちゃんと自分を交換で、自ら地獄落ちを
することに。
現世でのクライマックスの後、
さらに、中陰役所でのクライマックスを設けて
ここでの「父子」のやりとりで、再び感動する…
という浅田マジックな仕掛けが素晴らしい。

もちろん、映画で小金治演じる父親の存在感も
希薄だ。孫との関係性も、蓮子の過去を辿る旅の
案内人としての役目も、弱い。
クライマックスで、陽介に語る原作でのシーンは
涙するに値した。

結局、武田と連子が同じ場所で消滅するという
省略演出をするが為に、父親の役目は
カットされた。


先に公開された「地下鉄に乗って」が、
ツボを押さえながら省略できて、映画としても
原作ファンにとっても納得できるものだったのに対して
この「椿山課長~」映画版は、筋だけなぞった
ダイジェストになってるだけじゃない、
ツボをはずした罪は重い。

製作は、テレ東系列各局と朝日新聞がメイン。
恐らく、予算的には厳しかったのだろう。
宣伝も大々的には行なわなかったし、
公開館も少ない。

期待してただけに、残念で仕方がない。

以前、TVドラマ化の話も、若干浮上してたようなので
是非、全11話くらいで、じっくりと原作世界を描写して
再度、映像化して頂きたい。

とりあえず、
役者陣が良かったので、★★★。

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