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2006年11月17日 (金)

久々のドラマ論<14歳の母

えー。
昨今のニュースに対して、今朝…
「緩みの時代」という記事を書きました。

で、その後、ふと思い出したんです。

それへの答えこそ「14歳の母」に
あるのでは無いか?…と。

どうしても、義務教育中の中2での
出産…というテーマにばかり目が
向かいがちですが、もっと大きな
テーマ性があるように思えたのです。

もちろん「生命の大切さ」という
大きな一面はあるでしょうが…。

ここで、あらためて最近のニュースに
目を向けてみましょうか。

(長くなりそうなので…下へ…)

▼いじめによる自殺
▼度重なる談合事件
▼造反組の復党
▼核論議ネタ

ね。「緩んで」るでしょ?(え?)
ま、大雑把ですが…。

そこで「14歳の母」ワールドを
見てみましょう。

一ノ瀬未希(中2)は、1歳上の桐野智志(中3)と
塾で知り合い付き合ってましたとさ。
夏のある夜(確か7月12日?)、ゲーセンで
絡まれた「緊急事態」を切り抜けたのをきっかけに
愛し合う。
2学期になって妊娠発覚。
やがて母親に知られてしまう。
平凡な家庭は一転。相手の桐野君の母親は、
シングルマザーの実業家ゆえ、事態が明るみに
出るのを必死で食い止めようとする。
未希の中学も、切り捨てる事で解決させようと
考える。
週刊誌編集長の波多野は、乱れた性をテーマに
告発記事を掲載させる為に、密かに取材を敢行。
そして、雑誌は出版される。
未希の真摯な態度と覚悟に、産婦人科医も家族も
出産への決意を固める。
未希の担任も次第に心境が変わってくる。
そんな中、葛藤し続ける桐野君の元に、
波多野が、直接、接触を試みるのだった。。。

今週(第6回)までの展開は、こんなところです。

もちろん、中2での妊娠、出産というのは
現実的では無い設定だし、それ自体で
出産賛辞…という単純な結果になっては
ヘンです。

ただ…昨年の女王の教室がそうであったように
現代社会への問題提起という「奥底」にある
テーマを、しっかり見極めるべきだと思うのです。

そのキーワードは「責任」と「覚悟」。

未希の「妊娠」というのは、結果的には…
中2の少女にとっては「不祥事」な訳です。
しかし、そこには、底にある純粋な心と
結果、現れる「新たな命の誕生」という
大きな「産物」が存在します。

それは、引き返せない「事実」です。

「事実」があるからには「事実」として
「認める」事、そして、それを、どう「始末」
付けるか?…という「選択」を迫られます。

そう。絶対に逃げる事が出来ない事態です。

その時、人々はどう対処するか?

当事者。
当事者の身内。
当事者の周囲の人間。

大きな「事実」と「クールな視線」の狭間で
どう考え、どう立ち振る舞うか?

それは、最近のニュースにも当てはめる事が
出来る「設定」と、言えないでしょうか?


未希は、自ら発した命を絶つ事を拒み、
産むという、茨の道を選びました。
その「覚悟」と「責任感」に家族も共鳴します。

一方の桐野の母は、
典型的な、ニュースの主人公タイプ。
保身を第一にし、
背負うべき息子の重荷を、取ろうと
あがきます。

担任の遠藤は、典型的な「緩い」時代の申し子。
必要以上に生徒と深く付き合う事をせず、
無難に学級運営をこなしてきた教師。
しかし、やはり未希に影響され、
少しずつ心境に変化が現れてきます。
それは…教師としての「責任」です。

編集長の波多野は、元々の報道魂と正義感を
持ちつつ、スクープ命なプロ意識から、
14歳の母疑惑を明るみにします。
ただ、第6話を見る限り、
変わっていきそう。
自分のペンの持つ影響力への「自覚」と
真摯な二人の意識を感じ、正しく世論を
導くべき「責任感」が芽生えつつあるようです。

父親の台詞にこうありました。
「よし!腹くくったぞ!」

そう。
この一言が、今の日本に一番足りないのでは
ないでしょうか。

「緩みの時代」だからこそ大事な「責任感」と「覚悟」。

自ら生み出した事への「責任感」を持ち、
それをどう転がすか…そこへの「覚悟」。

家庭が、学校が、会社の上司が
本当は教えなければならない「大事な事」を
TVの週1回のドラマから教わらなければ
ならない現代の日本に
憂いを感じないといけないのでは
ないでしょうか?

2年連続、日本テレビ放送網各位に
敬礼。

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