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2006年10月14日 (土)

交渉人真下正義OA中

新潟日報夕刊に、この作品のOAに合わせての
批評が数日前、出てました。

オタク系真下のへなちょこっぷりが
主人公としてはイマイチ…とか、
犯人像が不確かなままでイマイチ…とか
書いてましたね。

以前、Odologに作品評書きましたが、
すでに消えてるので、あらためて
反論したいと思います。

まず、犯人像。
このシチュエーションは、
スピルバーグの「激突!」で使われたものです。
主人公の車を執拗に追いかけるトレーラーは、
運転手の顔が、最後まで映されません。
その恐怖感を、そのまま現代へ移した…
いわゆる転用。

ハリウッド大作的見方をすれば、
日報に寄稿した方の意見も、解からなくも無いですが、
踊るシリーズの、エンタメ色だけに留まらない
多くのファンの評価を得るポイントは、他にあります。
それは…
プロ像。
そして「組織」像。

青島という熱血刑事の加入で変わっていく湾岸署を描いたテレビシリーズ。
その中で、和久の引退と青島へと引き継ぐ世代交代の姿も描いています。
現場の刑事とそれを信用する上司…という上下像を示したムービー1。
さらに、組織のあるべき姿を示したムービー2。

そして、この「交渉人真下正義」は…
プロの仕事と、それぞれのプロ仕事をリスペクトしてこその「プロジェクト」像です。

指令本部のメンバーは、路線の安全と乗っ取り車両の捜索。
真下の部下たちの情報分析力。
木島達の外の捜査。
SATの狙撃。
爆発物処理班の起爆装置の処理。
それぞれのプロの仕事をリスペクトしたからこそ、
コンサート会場を守れた…。

さらに言えば、シンバルが鳴らなくても
最後まで演奏し続けたオーケストラと指揮者も
プロの仕事と言えるかも知れませんし、
警視庁からデータを届けたバイク便の
兄ちゃん達も、プロなのかも知れません。

そういった「男臭いプロの仕事」を描いた事を
裏メインとしつつ、エンターテイメントとして
迫力あるサスペンス作品に仕立てた
本広監督の技も、プロの仕事。

そして…それを信頼して待ち続けた
雪乃と、指令長の「お母様」。

というわけで、犯人像をあいまいにした事で、
本筋を示そうとした…というのが実態では無いでしょうか?

最後のエンドロールのスナップ集を見るにつけ、
そんな事を考えてしまいます。


実際、今回の4週連続の「踊るレジェンド」スピンオフ4本を
見れば、そんな部分が、もっと解かるのでは無いでしょうか?

執筆してる間に、犯人の車も爆破されました。
あともお数分です。

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