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2006年3月25日 (土)

女王の教室サーガ:総合解析「真矢は蝶」

Still0051_2 オンエアから1週間。
だいぶ全体像が理解できてきました。

すでに天海さんは、
月9の撮影が進んでるようです。

ちょっと髪が短くなったようで…楽しみ。
一方、和美役の志田さんの動向は、まだ見えず。

ま。とりあえずは、これで 一応の完結ってことで、
女王ワールドのまとめをして、新年度を迎えましょう。以下、深読み。

※まずは…ブログの女王関連記事最新版
先生目指す方の感想
凸㌧さん…由介お気に入りだそうで
前田しゅんさん…矛盾点は確かにあります。ま、噂話って事で。
さきさん…同感。本筋はこれで完結で良さそうです。





では深読み。↓

今にして思えば…TVシリーズは、常に神田和美にカメラが向いていました。
わずかに、えりかスパイ事件や真矢過労などを除いて。

なるべく視聴者を、子供達の目線と並べるようにして、
真矢の恐ろしさを増幅されていた…とも言えます。

そうする事によって、終盤戦での、真矢の真意への
自然な驚き、そして感動を呼び起こす作戦だったのでしょう。

脚本家:遊川氏の勝利です。

第1話 悪魔との遭遇…和美へのファーストコンタクト
第2話 鬼教師ぶりのお披露目…和美と由介の融合
第3話 馬場ちゃん振り回しによる視聴者錯乱…4人組融合
第4話 盗難事件による嫌悪感頂点
第5話 いじめ事件と第1の違和感…善意の視聴者への第1ヒント提供
第6話 ひかる融和による第2の違和感…4人組完全融合
第7話 えりかスパイ事件での白キャラ確信
第8話 反乱事件による視聴者逆転…真矢の計画性を視聴者に確信づける
第9話 親子融合による感動への布石
第10話 教育委員会による正悪逆転…視聴者に真矢を辞めさせたくない感増幅
最終話 卒業式での感動を頂点に

視聴者のランクによって、真矢の「いい教師度」の認知に違いを出す事で
世間での論争を起こし、最終話で感動が頂点に達するように仕向けた
見事な脚本構成だった事が、わかります。
批判による手直しだと、ココまで綺麗な構成にはならないはず。

真矢の真意を見せない=子供の目線。
その中でも、真っ先に、違和感を覚える和美の目線で描く事は
自然な描き方だったという訳です。

一方、今回のSP2本は…
完全に真矢目線。

シリーズでの和美出ずっぱり状態を真矢に置き換える事で
今度は、子供の暴走とPTA、一般教師らの「普通な異常さ」を際立たせ、
真矢の「純粋な教育者としての理念」と「現実とのせめぎ合い」を
4時間掛けて、浸透させようという意図だったように思えます。

この「出ずっぱり」演出こそ、和美と真矢の共通性を描く裏演出でした。
真矢の成長は、和美の成長に、そのままシンクロしている…ということ。

我々視聴者は、シリーズ冒頭で
子供達と同じような「純粋な」恐怖感で真矢を見つめました。
疑問と謎を巻き込みつつ…少しずつ違和感を覚え、
「本当はいい先生」という事を確信したのです。
しかし、何故、あの卒業式まで鬼を貫き通したのか?
その疑問を置いたまま、シリーズは終了。
その答えがSPのラスト5分まで引っ張られた事で
余計に感動が与えられた…。

DVD-BOXや録画テープをお持ちに方、
是非、あらためてシリーズをご覧下さい。
真矢が、全く違って見えます。
そして、天海さんの表情をじっくりご覧ください。
あのSPでの真矢の歴史を踏まえた演技だというのが
理解できると思います。

そして、再教育センター時代の2年間に練った手法への確信と
1年間の苦悩が響きます。

阿久津真矢とは…純粋な心を持ち続けてしまった為に
高い理想を実現させようとして、永年苦悩し続けた
最も不器用な女性だった。

これが真実なのではないでしょうか?

そして…早くも続編への期待もBBSなどから読めます。

このあと、日テレは、どうするんでしょう?

いろんな可能性が考えられます。

まずは、純粋な続編。
恐らくコレは、再教育センター満了の2年後。2008年春になるでしょう。
もっと早めるなら…スピンオフ。

和美と由介の中学時代の苦悩と成長を描く。

しおりの教師としての成長を描く。

6年3組OB大集合SP…この場合、なんらかの事件を題材に
真矢に教わった場面を挿入しつつ、皆が解決してゆき、
真矢は若干場面の登場。

最後は…シリーズ裏ストーリー。
前述の通り、シリーズ自体は、一貫して和美目線。
よって、1年間の出来事を「真矢」目線で追うもの。
この場合、子役が成長してしまっているので、追加撮影不可です。
真矢だけのシーンとシリーズの映像を編集、合成して作る手間が
必要になります。
半崎小学校ロケ地での撮影は可能でしょうが、
セット部分をそれだけに再現するのは、結構金銭的にロスがありそう。

結論。
しばらく続編は…無い!

あ。でも…いいスピンオフの題材がありました。
池内愛と宮内英二との再会。

17歳の愛は…メイク次第で20代には見せられるし、
英二役の森田君自身は14,5歳だから、中学生で丁度。
これと6年3組OBをミックスさせる…というのは?
ま、邪道ですか。

いろいろ夢を描きましょうかね。

最後に…
2度目の再教育センターを経験した真矢は、
次に赴任する場合、どんな先生を「演じる」のか?
もっと強力な黒真矢か?
半崎時代を貫き通すのか?

個人的には…変ると思うのです。
2005年度の1年を振り返った時の反省点。
必ず幾つかは、思い当たるはずです。

元々純粋な愛情を持った人ですから、
鬼に徹するのは無理がある。
だとしたら…グレー真矢か?

いや。もしかしたら…黒い厳しさを兼ね備えた白真矢ではないか?

黒真矢としての説得力は、PTA、子供達、後輩教師をも変えた。
中学生になった和美と由介も成長へと導けた。
なら、その教育方針を継続させるには、自分への無理な負担は
長距離走には向いていない。
ずっとずっと、いろんな時代の子供達を成長させたいなら、
自分に正直なスタイルでないと…。

「教育は奇跡を起こします」
なら、前の2年で黒真矢に変身したように…
真矢自身にも、もっと大きな奇跡が起きてもおかしくない。
やっと初めて、24人無事に送り出せただけ。
つまり、教師としては…幼虫からサナギになっただけ。
今度の2年では、本当の成虫の蝶になる!

あ。自分で書いてて驚いた!
あの蝶は、将来の真矢でもあったのか!

次回の真矢の姿が楽しみになりました。

完。

Still0087_3

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コメント

>さきさん
ありがとうございます。
いやいや…深読みしすぎて
自分でも恐いです(爆)
それより…教師が目標ですか…。

部活も大変だったようで…
自分も大学時代は部長経験者なので
その気持ち、良く解かります。

でも…上が熱すぎると、下は引く事もあるんです。
AD時代に悟った事ですが
上司がアホだと下が育つ…という理論。
ケツ拭く覚悟でアホしてみるのも良かったかも…。

まあ、手法は色々ありますが…。
老婆心失敬。ご苦労様でした。。。。

で、何だっけ?
女王!…満場一致変らずですな!

投稿: ふぐ | 2006年3月27日 (月) 00時17分

トラックバックありがとうございます。
ここでは満場一致で続編なしなんですね。公式掲示板を見たら圧倒的に続編希望の人が多くて…同感していただけてほっとしました(笑)
それにしても、本当に見事な構成ですよね。私も舞台用の脚本を書いたことがあるのですが、誰の視線で描くとか、視聴者の受け取り方とかまで計算しつくされてるなんて…深すぎる。ホント、圧巻です。そして、ここまで深く読み込んだふぐさんにも圧巻です。(笑)
余談ですが、私も教員を目指しています。私もあまり要領がいい方ではないので、白マヤの不器用さに共感して、スペシャルを見たときは涙が止まりませんでした(笑)

マヤには、是非、真っ白な蝶になってもらいたいですね。

投稿: さき | 2006年3月26日 (日) 22時19分

>凸㌧さん
ありがとうございます。
そうですね。
やっぱり完結ってことで(笑)。
ココだけでは全会一致!

投稿: ふぐ | 2006年3月26日 (日) 21時29分

お二人ともコメントありがとうございます。

そうですね。
やっぱり、これで完結したほうが
キレイですね。

>しゅんさん
由介和美の恋の行方ですか…気になりますね。
まあ、もうちょっと大人になってからのほうが
面白いかもしれませんが。
ま、スピンオフ企画に期待しましょう。

>たつやさん
グレー真矢は、一番バランス取れてましたね。
特に、最後の説得でボールペンもらう所なんか
すごく好感持てる人になってました。
早くDVD出るといいですね。
ぜひ、立派な先生になってください。

投稿: ふぐ | 2006年3月26日 (日) 17時36分

トラックバックありがとうございました。
業界目線で分析されてるなー、と思ったらラジオディレクターをされてるんですね。にしても、この分析は深くて読んでいて、とても楽しめました。
自分も続編には興味はありますが、連続ドラマとしてはこれで終わりにした方がいいと思ってます。他にやりようが無いような気がするので。でもそれでは寂しい気もするので、女王の教室としては、今回のようなスペシャルで別の題材でやってもらえたらなぁと思います。パラレルな感じで、宮内君の学級に黒真矢が挑んだらどうなるか、みたいなものを。もしくは、女王シリーズで行くとか。女王のリハビリ室とか。リハビリ患者に厳しく接する、みたいな…、駄目か。
やっぱり、このままやらないでいた方がよさそうですね。

個人的には由介君の今後を追って欲しいな、と。笑

投稿: 凸㌧ | 2006年3月26日 (日) 17時29分

こんにちは、はじめまして。
トラックバックしていただいたので、のぞきにきました。ありがとうございました。
う~ん、すごいですねぇ。こんなに深く掘り下げて分析してるなんて。
私なんて、画面に出ているホントに表面の部分しか見えてないから、この記事を読んで『なるほど』って、改めて感心させられました。
本編で『本当は良い先生』って気付いたのも、たぶん遅い方だったんじゃないかなぁ。う~ん、くやしい!
個人的には、和美と由介の恋の行方がとっても気になっていたので、そっち方面の話がちょっと見てみたいなぁ。でも、二人の恋愛話になっちゃうと、完全に『女王の教室』から脱線して、別モノになっちゃいますよね(^_^;)
あと、『真矢視線』の裏ストーリーは興味ありますね。なんせ、深読みができないもんで、新たな発見がたくさんありそう。
でも、やっぱりここでバシッと完結した方が、一番キレイな形だと思います。

投稿: 前田しゅん | 2006年3月26日 (日) 01時48分

初めまして。さっき記事を書いたばかりなのに、タイムリーなトラックバックありがとうございます(^^)記事読みました。かなりマニアックですね。そこまで考えて見ていて凄いなーと思いました。
「先生を目指す方の感想」というふうに記事もリンクしてくれて嬉しいです。
女王の教室本当におもしろかったですね。個人的にはSP第2話の今の1つ前の真矢が好きです。俺もSP見てまた最初から見たくなりました。ビデオ録画しておけば良かった。
続編は見たいけど、また違う真矢になりそうですね。同じだと1パターンになりそうだし。だからこのまま完結のほうが良いのかもしれませんね。


投稿: たつや | 2006年3月26日 (日) 00時31分

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