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2006年2月18日 (土)

女王の教室:全話解析:第4話

いよいよダークサイド全開、重さを増す。
第4話は「盗み」、第5話は「いじめ」がテーマ。
このへんをクリアした視聴者が、結局ラストまで
見続けたって感じだろうか?

6年3組へのハードルという意味でも、一番苦しい時期だろう。
班分けされてからの、24人の表情はきわめて重い。

さあ、以下、裏読みです。

早速脱線するが…冒頭、姉の優が後頭部を
ベッドの角で打っている。が、平気で2人とも演じ続けている。
恐れ入ります。

さて、ここでのキーワードは…
「連帯責任」「監視」「ごほうび」。
これで、クラス全員が「裏読み」精神状態に陥る。
そのビッグバンこそ、サイフ盗難事件だ。
犯人探しの時、騒然とする教室で、真矢は静観し、失笑している。
果たして真矢は、この先の展開をどう読んでいたのか?

和美でなくても…誰かが真犯人を見つけ出し、
その一人が「いじめ」に遭う…というところまでを
想定していたとすれば、恐れ入る。

恐らく、和美が真犯人でないことは、真矢はわかっていた。
輪になるシーンをよくご覧あれ。
えりかだけが、口に手をやっている。
児童心理学の本を家に持ってる真矢なら、仕草一つで
把握できたろう。良心の呵責はさて置き、
そういう人物がいる事(犯人を同じコミュニティに置く状態)で
それぞれが、どんな対応に出るか?
巨大なハードルを仕掛けた事は確かだ。

さて…と。無駄話。
由介の「がちょーん」…直後のずっこけ…なかなかです。
さすがシャボン玉の日テレです(謎)。
後半の犯人探しでの山下君の突っ込みもなかなか。
星さんの指差すタイミングといい、笑えます。
「疑わしきは罰せず」…使い方違いますから、
山下君の突っ込みは、当たってます(謎)。
ということで、重い内容ながら、笑いどころがある妙な回です。

もう一丁!
謎の多い職員室について。どうしてセットになったか?
真矢の出入りのシーンを見るとわかる通り、歩くコースは、
ファッションショーのモデルと同じです。
上手から登場、正面奥から手前へ進む。
宝塚上がりの天海さんの美しさが際立ちます。
とすると…旧・田中小学校の職員室では、奥の入り口が
端すぎます。教頭席側からの場合はいいですが、
職員室から去る場合、カメラの設置場所に無理が出る。
そこで、セットにして、奥入り口を手前側に設けた…と。
これで、席から出口まで1台のカメラでフォローできる。
ってことで、どーでしょう?
ま。別にいいけど…。

和美が放課後、えりかを呼び出した場所…
第7話で、全員で、えりかを出迎えた朝のシーンと同じです。
裏切りと和解を印象付ける演出です。
さらにその直後。
雨の階段。「私、絶対泣きませんから…」この時の真矢の顔も
安心とも不安ともつかない微妙な表情が秀逸です。
さらにさらに。その後の「絵描き歌」。描いてる時から涙声ですが、
抱きつく時の「うわー」がマジ泣きの声です。
ここのラスト3シーンは、シリーズ屈指の名シーンでしょう。

雨が心の中をリアルに表しています。

演出:大塚D  ぐっじょぶ!

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