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2006年2月18日 (土)

女王の教室:全話解析:第1話

いわゆるパイロット版。
登場人物の紹介を兼ねて、
シリーズへの関心を高めています。

女王の場合は、その冷徹さと生徒たちの反応。
特に1話では、和美のあのシーン…
いきなりの衝撃で拒否反応を示した人も多いようです。

裏読みは以下…

まず、冒頭の夢シーン。
もちろん、最終話にリンクしてる…本当は姉と同じ私立中に行きたかった…
という証言への伏線でもある。鏡に映る姿は、ただの暗示か?それとも…
夢の「理想の姿」には、そう簡単に辿り着けないことを表すか?
家族の朝風景、通学シーンを経て、6年生初登校。ここで蝶が舞う。
蝶は真矢への暗示だが、同時に危うさ…をも感じさせる。
なかなか真矢の顔を映さない「ジョーズ」方式は常套手段。
いきなり生徒のプロフィールを暗唱、そしてテストすると言う。
下位2名が代表委員という名の雑用係になる…と宣言。
例の「6%」論まで畳み掛けるように論じるので、本放送では圧倒されたはず。
真矢的には…つかみはOKだろう。
ここで子供たちが拒否反応を示す事くらい、お見通しで、
理屈に屈して、従順にテストを受ける生徒より、点数が悪い2人…
ここを中心にクラスを成長させる…そのためのリトマス紙だったのだろう。
反抗して点数が悪いか?本当に成績が悪いのか?いずれにしても、
自分の手法に一番に抵抗する勢力になる…その牽引力を見ている。
もちろん、和美の鉛筆が全て折れてる事も、馬場ちゃんが次点なことも
お見通しだ。
刈谷さんに「次は頑張って」と声を掛けている。
優等生は、ほっておいても従順だから、改革の標的としては後回しなのだ。

真矢の言う「代表委員」は本当に、損な雑用係なのか?
結局、最終的にクラス改革の中心になる和美と由介だからではないが、
自分への反抗エネルギーを持つ生徒=クラスの中心になる…
そのことを、真矢は、最初から判っていたのではないか?

雑用係でなく、本当の意味で代表委員だったのでは?

さて、中盤でミス2箇所。
例のカレーぶっちゃけの前…各クラスの給食係がワゴンを押す。
しかし、後で、ひかるたち4人で運ぶ際は、階段を手持ちで上がる。
そう。給食室は下にあるから、ワゴンで来るのは無理だ。
もう1箇所。
何があったか知らないが、職員室が1、2話と3話以降で全く違うし、
廊下も違う。最初、ロケ地の旧田中小学校で撮影したものの、
使い勝手悪く、セットに変更したのだろう。詳しくは改めて解説します。
担任会議の際、背景の時計は午後1:13を差しているが、動かない。
そして5時間目のチャイムは、そのまま1:13で鳴っているのだ。
ADのミスか?

さて、ここからの1週間、和美は脱雑用目指して勉強に頑張る。
それは、ひかるの指摘通り、真矢だって百も承知のはず。
では、苦悩の和美の願いを聞き入れないその真意は?
筋を曲げない…というだけでなく…
和美自身の判断力と、ひかるのような人物の登場を期待したのでは?
ただ、廊下での「おもらし」事件までは、計算外だった。
保健室から出た和美を見下ろす真矢の目…心配そうに見つめる…
天海のその微妙な目の芝居には、注目だ。1回まばたきしてます。

最終話、並木の話通り、本当の真矢は、常に不安が付きまとっていたのだ。

ここで、ターゲットを和美から、ひかるに移す。
クラスの仲間の事を考えられる人間の登場は、その力をUPさせるべき…
特にひかるは1位だから、どん底に落とした時の対応力を見たかったのでは?

「私に反抗する人は代表委員にします」…それは、
もっと反抗しなさい!というエールだったのだ。

余談。当初、結構不評のダンスのエンディング。
11回中、唯一、EXITが、イントロから使われてます。

演出;大塚D

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